耳の冷えで頭痛が起こる

さて、全身の冷えが頭痛の原因になり、また首や肩の筋肉の状態も頭痛を引き起こす原因になるのですが、今度は耳に注目してみましょう。機能性頭痛といって耳の冷えが原因で頭痛が起きることもあるのです。耳は元々温度が低いのです。熱いものに触った時など反射的に耳たぶをつまんだりしますよね。

また体の末端にあるのでまた冷えやすい器官です。冬の寒い時期や雪が降るような寒い日には寒さが原因で耳にしもやけができてしまうこともあるくらいです。また、しびれてしまったりめまいを感じることもあります。

ではなぜ耳が冷えると頭痛が起きるのでしょうか?耳は体の中へと広がる器官です。耳の神経は脳と直結しているのです。ですから、あまり冷たい空気にさらされて冷たくなると肩や首と同じく耳の血管の血流が悪くなって収縮しようとします。このときに脳に近い耳の神経が刺激されて頭痛やめまいを感じるのです。あまりにも気温が低いと「キーンとした」寒さを感じることがありますね。あのキーンとした感じが耳の神経が刺激されている痛みというわけです。

人間の脳内は37度くらいに保たれるようになっており、活発にカロリーも消費する器官です。頭を使う仕事をするときはすぐにカロリーとして燃焼できる糖分を摂るとよいのはこのためです。ですから、血流が滞ることで脳の温度が下がることはとても危険であって避けなければなりません。

よく、映画などで遭難した人を眠らせないように揺すって起こしたりするシーンがありますが、脳の温度が下がって機能しなくなると気を失ってしまうからなのです。日常生活ではそこまでの事態には陥りませんが、耳が冷たくなって血流が落ちるほどになると、倦怠感を感じたりぼんやりして集中力を欠いたりします。このとき脳は不活発な状態になっているのです。